社長室通信
Vol.101
2月19日(水曜日)、増田社長と東海エリアのグループ社員との意見交換会を開催しました。
4名の社員が参加し、活発な意見交換が行われました。
- ≪テーマ≫
- グループ中期経営計画「JP ビジョン2025+」を踏まえ、支社・本社に期待すること
- 商品・サービスや業務において、棚卸し・改善が必要と考えられるもの
社員からの主な意見
- 職場内の機器類に詳しい社員に使用方法や不便な点を伝えると、状況に応じた適切な使い方を教えてくれるのみならず、機器類の改善すべき点や業務中のよりよい運用方法について意見が返ってくる。このような意見を会社全体に出せる場があるとよい。特定の業務に係るエキスパートの育成や、業務効率化にもつながる。
- 育児との両立支援、育児休業を男性・女性とも100%取得を目指すなかで、社員が気兼ねなく取得できるよう、支える側である周囲の社員にも育児応援手当のような制度があると、双方とも育児に備えやすくなると考える。
- 中途採用で入社する社員も増えたが、そのような社員は他業種で経験を積んでスキルや意欲があるため、個人の努力など多様な観点がさらに昇給・昇職に反映されるようなキャリアパスの構築を期待したい。
- 三重県は近畿エリアの各府県と接している地域が多く、越境して通勤する社員もいる。エリア間の柔軟な人事交流が可能になれば、遠距離の転勤や単身赴任だけではなく、住んでいる場所からも通勤しやすい職場への転勤も増えていくのではないか。また、お客さまからは地元から近い社員の方が安心という声もあり、距離感が縮まるだろう。


増田社長からのコメント
- 育児休業については、周りに気を遣うことなく積極的に取得してほしい。もし周囲がその分の業務を支える必要があれば、育児休業を取得した社員を応援しやすいよう、その周囲の社員へ措置できる仕組みを検討していきたい。
(※2025年3月14日に育児・介護休業応援一時金の導入を発表) - 従来のキャリアパスは、昇進前にさまざまな経験を重視する前提だったのかもしれないが、現在は新卒一括採用を前提とした制度ではなく、より柔軟に考えていく環境が整いつつある。そうした状況に応じた制度の検討を進めていく。
社員からの主な意見
- フルーツトマト「さやまる」は、日本郵便で生産から販売まで手掛けているとのことで、他にもそうした特色のある商品が増えると、窓口でお客さまに紹介しやすい。キャラクターとのタイアップ商品や、スポーツ選手のフレーム切手も問い合わせが多いため、これらと同様に郵便局でしか手に入れられない商品を次々と展開してほしい。
- バイクの配備数が多く、丁寧に使用していても故障やパンクはある程度発生する。そのため、一定以上の台数が配備された郵便局に、もし常駐の整備士がいれば迅速に対応できるのではないか。担当整備店の方も高齢のため対応が難しいタイミングがあり、出先におけるパンク発生時は他の社員がバイクを引き上げに来る場合もある。整備士が局内にいれば緊急対応や車両・備品も管理できるため、郵便局側の負担も少しは軽減できると思う。
- 貯金窓口の各種手続きは取り扱い件数が多く、検査にも時間を要している。確認書類やお客さまご自身が用紙にご記入いただく際の負担を軽減するために、例えばタブレットに確認書類を読み込んで記入を省略するといった、デジタル化を進めた手続きにすることで利便性が向上するのではないか。
- 中高年のお客さまを訪問する機会が多いが、特に将来、おひとりになったときを想定され、保険について前向きにご検討いただけることも多い。病気やケガなどの保障性に加えて、貯蓄性ニーズの高さも感じている。

増田社長からのコメント
- 物販では、お客さまのニーズを起点に商品改善を行うことが非常に役立つ。いくつか商品も挙げられたが、今後も「さやまる」に匹敵するような独自の商品も検討していきたい。
- 車両の整備士については、他の地域でも状況を確認しているが全国的に足りないと聞いている。社内でスキルをさらに養成する選択肢も考えられ、社員の皆さんの中には整備が得意な方もいる。一方で今後はEV車が大量に導入されると、車両の不具合に対して、より高度な専門知識が必要かもしれない。
参加者の感想
- 今回の内容を職場の仲間にも共有していきたいです。
- 普段から考えていることを増田社長に伝えられたとともに、中期経営計画に対する理解も深まりました。
- フロントラインの意見を直接聞いてもらえる機会であるため、これからもさまざまな郵便局や支店などで意見交換会を開催してほしいと思いました。

訪問局の模様
意見交換会を実施した津中央郵便局の他、一身田郵便局、四日市笹川郵便局、四日市西郵便局を訪問し、地域に根差す各郵便局の現状を伺いました。
訪問を振り返って
(増田社長)
- 日々皆さんが携わっている仕事内容は異なりますが、同じ職場の中で、人材育成やキャリアパスを現状に合わせてより良い形にしたいという思いは共通しており、それぞれの立場から今後に活かすべき多くの提案をいただくことができました。
- また、商品やサービスに関する声に向き合うことで、お客さまのニーズを満たすことはもちろんですが、社員の皆さんの働きやすさにもつながると考えています。時代に合わせ、より価値のある商品やサービスを提供して地域を支えていくため、これからも具体的な課題と向き合っていきますので、皆さんも引き続き、働きやすい職場環境づくりに努めていただくことを期待しています。
今後も日本郵政グループ社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。