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社長室通信 Vol.18

社長室通信
Vol.18

意見交換会を開催しました

3月3日(水曜日)、増田社長と中国支社管内の郵便局管理社員の意見交換会をオンラインで開催しました。
6名の社員が参加し、活発な意見交換が行われました。

《テーマ》

中期経営計画(2021~2025)の基本的考え方を踏まえ、"すべてを、お客さまのために。"を実現するために、「信頼回復に向けた取り組み」「新たな成長に向けた取り組み」として、継続的にまたは新規に行った方がよいと思う取り組み(お客さまの声から気づいたニーズまたは業務改善など)

社員からの主な意見

  • かんぽ生命商品の加入手続きに時間がかかるため、お客さまからお叱りを受けることがある。また、社員も時間をかけて丁寧に説明しているが、形のない商品を販売する難しさを非常に痛感している。例えば、タブレットでお客さまご自身が操作することで、お客さまのご意向が直接反映されるようなシステムの導入を検討してほしい。
  • 郵便局は社員が2、3人の局から何百人もいる局まで、規模も形態も異なる。様々な局があることを前提にもう少し柔軟に指示を出していただければ助かる。
郵便局 管理社員

増田社長からのコメント

  • 郵便局社員の誠実な対応に加えて、お客さまご自身にタブレットを操作していただき、両者の共同作業で契約書を作り上げていくということになれば、お客さまのご理解も深まり、効率化にも繋がると考える。それには投資額も相当になり、優先度をつけて行わないといけないが、新しい手続きの仕組みづくりを進めていく必要があると思う。
  • 本社からの指示については、郵便局によって事情が相当違うということを考慮し、全国一律ではなく、地域性なども加味していけるよう考えていきたい。

社員からの主な意見

  • 「中期経営計画の基本的考え方」において、働きやすい職場づくりが掲げられているとおり、社員が活き活きと働き、それがお客さまにも伝わるのが理想。社員のモチベーションを上げる施策も必要ではないかと思う。
  • お客さまの相談に乗るためにも、営業再開してほしいというのが、多くの社員の意見だと思う。そのなかで目標は、一つひとつの種目ではなく、トータルで収益が上がるようなものになるよう考えていただきたい。
郵便局 管理社員

増田社長からのコメント

  • 社員の皆さんの意識やモチベーションについては、私としても一番気になるところで、十分に上がっている状況にないということも、今日の話でよくわかった。モチベーションを上昇させるためには、やはり無理な営業は避けなければいけない。
  • しかし、営業をきちんと行っていくうえで到達すべきところを示すという意味では、適切な目標設定は必要であり、それをどういう中身で構成するのか、現場の皆さん方のお話を聞きながら、今後工夫していく必要があると思う。

参加者の感想

参加者
トップでありながら現場の声に直接耳を傾け、真摯に対応してくださる増田社長に感銘を受けました。
参加者
意見交換の場を設けていただいたことに心から感謝します。増田社長の会社や組織風土を何とか変えていこうという思いを感じています。
参加者
現場の声を少しでも実行できればもっと会社は良くなっていくと思いますので、ぜひ今後もこのような取り組みを継続していただきたいです。現場にはすばらしい知恵を持っている社員が数多くいるので、その知恵を活かせる会社になってほしいです。
意見交換会の模様

増田社長からのコメント

増田社長
地域の郵便局というのは、そこで暮らす人を守る拠り所だと思う。金融商品や荷物の関係での来局が多いと思うが、郵便局の皆さんは、ご用件以外の何気ないお話をしたり、いろいろな場面でお客さまから頼りにされているのではないか。これからもそういう存在であり続けたいし、もっともっと頼られる存在になることが、これからの我がグループの果たすべき役割であると思う。その役割を果たすためにはどうすればよいのか。お客さまのために地域に貢献するのと全く同じ比重で、社員の幸せということを経営理念に示しているので、社員の幸せを実現したうえで地域に貢献する方法をこれからも追求していきたい。
 
経営理念に掲げる社員の幸せの実現について具体化していくうえでは、福利厚生や人事制度も大事であって、公平な人事評価と、それを受けた昇格・昇職の道が開かれている必要がある。いろいろとヒントになるようなお話をもらったので、これをグループの各事業会社と共有して、今後どうしていくか考えていきたい。

今後も日本郵政グループ社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。