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社長室通信 Vol.84

社長室通信
Vol.84

意見交換会を開催しました

12月6日(水曜日)、増田社長と九州エリアの離島の郵便局社員との意見交換会を開催しました。
3名の社員が参加し、活発な意見交換が行われました。

≪テーマ≫
グループ中期経営計画「JP ビジョン2025」を踏まえ、支社・本社に期待すること
商品・サービスや業務において、棚卸し・改善が必要と考えられるもの

社員からの主な意見

  • 一般職から地域基幹職になると、長崎県本土の社員であれば自宅から通える範囲での異動となる一方で、福江島の地域基幹職社員は、福江島外へ転居を伴う異動が必要になる場合がある。昇進を目指す社員のために、「何年勤務すれば地元の郵便局へ戻ることができる」という目安があるとありがたい。
  • 福江郵便局は五島で唯一の単独マネジメント局であり、時間のかかる手続きが多い。机上の空論ではない、内容のある人員配置を検討いただき、お客さまに対して、時間にゆとりを持って安心して相談対応できる窓口を作っていきたい。
  • 社員育成について、以前と比べると、動画研修が多くなったと感じている。質疑応答などのコミュニケーションを持てるような研修があるとありがたい。
日本郵政グループ 社員
意見交換会の様子

増田社長からのコメント

  • 離島での人員配置は、昇進意欲に関わることもあり、深刻な問題だと認識している。人手不足という課題もあるが、現在の業務経験を基にさらに昇職を目指す社員の方を増やしたいと思っている。そのような社員のみなさんが働きやすい環境づくりに努めたい。
  • 窓口業務において、お客さまにご理解いただける丁寧な説明が求められる時代になっている。投資信託などの高度な内容については、遠隔で専門家が対応できる金融コンタクトセンターを拡大できるように検討している。また、研修内容の充実化は本社で検討していく。来局されたお客さまへの営業方法はさまざまだと思うが、引き続きご尽力いただきたい。

社員からの主な意見

  • 他支社管内の郵便局から島しょ公募で異動した。仕事内容は大きく変わることなく、不便はない。
  • 一方、慣れない土地であり、家族もいるため、家探しが大変だった。異動しやすい環境づくりとして、内命の時期をずらすことや、内命の前段階から社宅や借上げ物件の情報公開をお願いしたい。
  • タブレットの活用も必要だと感じている。窓口では書類が多く、高齢のお客さまは記入にも苦労している。
日本郵政グループ 社員

増田社長からのコメント

  • 島しょ公募は、離島におけるサービスを維持するうえで重要な取組み。是非、継続していきたい。
  • 島しょ公募に限らず、手を挙げてチャレンジする社員を応援していきたい。後に続く社員のため、引き続き公募社員の環境改善に努めていく。
  • タブレットの活用は、本社でも課題認識を持っており、現在デジタルツールの充実に向けた検討を進めている。

参加者の感想

参加者
私の話をしっかりと聞いていただき、短い時間ではありましたが、とても良い経験をさせていただいたと感激しました。これからもしっかりと信念を持って働いていきたいと励みになりました。
参加者
まだ本社・支社・郵便局間の温度差を感じることが多いです。シンプルなシステムを実現し、スマートな働き方ができるように改善するなど、やるべきことは多いと感じています。さまざまな改善に繋げるためにも、引き続き、意見交換の充実をお願いします。

訪問局の模様

意見交換会を実施した福江郵便局・富江郵便局のほか、三井楽郵便局・玉之浦郵便局・二本楠郵便局(福江島)、奈良尾郵便局・青方郵便局・有川郵便局(中通島)、若松郵便局(若松島)、奈留島郵便局(奈留島)を訪問し、各拠点の状況を伺いました。

意見交換会を振り返って
(増田社長)

増田社長
離島での人員不足は他の地域と比較しても切実な課題です。特に五島列島内は二次離島も多く、通勤時にも船の時間が限られるなど、日常業務の維持だけでも相当なご苦労をされています。今回の訪問を通じ、そういった環境においても、みなさんが地域に根差して熱心に業務にあたっていただいていることを改めて実感しました。日々のご努力に改めて感謝申し上げます。
 
一方で、地方経済が人口減少などにより衰退するなか、地域の生活を支えるという仕事は日本郵政グループだからこそできることです。「地域を支えたい」という思いをもつ社員のみなさんの働く環境を良いものに変えていけるよう、本社でもさまざまな検討を進めてまいります。

今後も日本郵政グループ社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。