社長室通信
Vol.50
5月26日(木曜日)、増田社長と九州エリアのグループ社員との意見交換会を開催しました。
5名の社員が参加し、活発な意見交換が行われました。
≪テーマ≫
○グループ中期経営計画「JP ビジョン2025」を踏まえ、支社・本社に期待すること
○商品・サービスや業務において、棚卸し・改善が必要と考えられるもの
社員からの主な意見
- デジタル化によって便利になり、手続きが簡単になるのはとても素晴らしいことだが、郵便局の店舗の存在意義が薄れていくのではないかという不安がある。郵便局の窓口は、社員がお客さまと接し、お客さまのニーズにあわせた商品やサービスをお知らせできる大切な場所。これからも困ったときに頼れる郵便局でありたい。
- 4月から始まったかんぽ生命のお客さま担当制については、とても期待感が大きい。社員一人ひとりが責任を持ってお客さまに寄り添うことで、長期的に信頼していただけると思うので、しっかりと対応していきたい。
- 郵政グループには郵便・ゆうちょ・かんぽの三つの事業がある。例えば、グループ共通のポイント制度など、三事業に跨って連動するようなサービスがあれば、もっとお客さまに郵便局の商品やサービスを利用いただけるのではないか。
増田社長からのコメント
- 人口減少や都市部への集中といった課題はあるが、全国に広がるリアルの郵便局ネットワークには、デジタルでは代えられない価値がある。そこでのサービスを維持することに加え、自治体の手続きを郵便局で行えるようにするなど、より地域の役に立つ郵便局を目指していきたい。
- どんな時でも郵便局に行けば必ず社員がいて頼りになるということが、郵便局がお客さまから信頼していただける土台となっている。これをしっかりと守った上で、郵便、ゆうちょ、かんぽの三事業を持つ強みを最大限活かし、今の時代に合わせてお客さまに必要なサービスを提供できるように変えていきたい。
社員からの主な意見
郵便・物流オペレーションにテレマティクス(※)が導入されたことで、急加速、急減速など自分の運転が可視化され、安全推進につながっている。また、配達の進捗状況や位置情報が分かることで、効率的な応援体制が取れるようになった。今後もテレマティクスの機能追加によって更なる効率化につなげてほしい。
- 荷物が集中する時間帯は、どうしても作業スペースの確保に苦労している。JPビジョン2025に掲げる郵便・物流オペレーションの効率化によって、局内作業の省スペース化が実現することに期待している。
増田社長からのコメント
- 物流については、安いだけでなく丁寧にお届けするという質の面で評価いただけるようにしていきたい。そのためにも、使えるデジタル技術を先取りして入れていく。
- 例えば、荷物を引き受けるとすぐにデータ上で配達までの組み立てができるなど、できるだけデータを使ってオペレーションを効率化していきたい。また、物量の多い倉庫からの配送ルートを効率化するなどして、局内作業スペースの確保につなげていく。
参加者の感想
- 増田社長が私たちの話をとても熱心に聞いてくれたことに驚きました。デジタルとリアルの融合など色々な想いを聞くことができ、また、改善できるものはスピーディーに対応するという言葉もとても励みになりました。
- 意見交換会に参加したことで、改めて自分の業務や役割、今後どうあるべきかを考えることができました。増田社長の考え方を知ることができたので、今後、社員同士で話をする際にしっかり伝えていきたいと思います。
- 増田社長に直接、現場の問題についての改善提案をさせていただき、社長も親身になって考えていただけたので、今後の業務への意欲が高まりました。
意見交換会を振り返って
(増田社長)
- 多くの具体的な提案をいただき、大変参考になりました。こういった点を改善していくと、みなさんの仕事がやりやすくなるはずなので、実現に結びつけていきたいと思います。みなさんの働く環境が少しでも良くなるように努力していくので、これからも地域のために役立つ仕事を頑張ってもらいたいです。
- 会社が抱える課題は時期によって様々変わっていきますが、常にお客さまの利便性を高めつつ、グループとして社会的な役割を果たしていきたいと思います。
今後も日本郵政グループ社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。