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社長室通信 Vol.86

社長室通信
Vol.86

意見交換会を開催しました

2月21日(水曜日)、増田社長とグループ社員との意見交換会を開催しました。
日本郵便検査部に所属する社員4名が参加し、「検査業務における現状と課題」というテーマで意見を交わしました。

≪検査業務の目的≫
郵便局および簡易郵便局の実態を確認することで、改善のアドバイスなど業務改善の支援をその場で行い、郵便局の適正な業務運営に資する活動を行うことを目的としています。
≪検査部の概要≫
全国51か所にある検査室にはさまざまな業務経験やスキルを持つ社員が在籍しており、全国の郵便局および簡易郵便局を対象とし、検査活動を実施しています。
本社検査部では、検査項目の策定や検査結果の経営陣報告、検査室への研修の企画などをおこない、全国の検査活動を支援しています。

社員からの主な意見

  • 検査で判明した不備事項について深掘りをすると、ヒューマンエラーに起因される問題が散見される。
  • 解決策の一例として、ヒューマンエラーを未然に防止するためにAIを活用してはどうか。検査室では、これまでの検査内容についてデータを蓄積している。これらのデータをAIに学習させ、例えば今後新規施策を検討する際にそのようなデータを用いて、リスクの高い場面で未然防止策を打てるような環境を整備できるとよいのではないか。
日本郵政グループ 社員

増田社長からのコメント

  • 類似した事象には共通の原因があると思われ、検査で発見された点を業務改善に活かしていくサイクルは非常に重要である。
  • これまでの検査は資金管理や業務プロセスの準拠性などを重視してきたと思うが、加えて昨今ではハラスメントの発見・未然防止といった職場環境の把握も重要だろう。
増田社長

社員からの主な意見

  • 検査部社員の中でも、次世代を担う若手社員へのスキル継承が必要であると感じる。本社では、経験値やスキルが高い高齢再雇用社員の方の知識を共有化・継承するような研修の企画などを推進している。
  • 研修はさまざまな形式で定期的に実施しているが、主に対面での研修となっている。動画配信をするケースもあるものの、本社から一方的な発信ではなく、ディスカッションができるような双方向の研修を心がけている。
  • 研修以外の取り組みとして、若手社員の育成や検査の専門性をさらに高めるため、支社・本社との人事交流や社内公募などにより、組織の活性化を図ってもよいと思う。
日本郵政グループ 社員

増田社長からのコメント

  • 検査室は全国で業務を行っていることから、エリアごとに特色があるのではないか。毎月検査室単位で職場内研修を実施しているとのことだが、今後もさまざまな提言が生まれるよう、検査室社員同士の意見交換の場を設けていくとよいだろう。
  • 時代の変化に合わせて実効性のある検査を行い、不備事項を発見していかなければならない。研修などでこのような内容をしっかりとカバーしていただければと思う。
増田社長

参加者の感想

参加者
検査部の活動について、直接お話しできたことに感謝しております。貴重なご意見を今後の業務に役立てていきたいです。
参加者
普段業務を行う上で感じていること・改善していきたいことを増田社長にお聞きいただいたことで、今まで以上に積極的に、より良い職場作りに貢献していきたいと思いました。
意見交換会の模様

意見交換会を振り返って
(増田社長)

増田社長
これまで各地の郵便局を訪問した際、検査室に立ち寄ったこともあります。皆さんが普段から全国各地で業務に尽力いただいていることに感謝申し上げます。
 
皆さんから初めて伺う課題もあり、非常に有意義な会でした。検査部の皆さんには、淡々と決められた検査項目をチェックするだけではなく、検査が郵便局の業務改善、ひいては会社全体の価値向上につながっているということを意識しながら業務にあたっていただければと思います。

今後も日本郵政グループ役員・社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。