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社長室通信 Vol.40

社長室通信
Vol.40

意見交換会を開催しました

2月24日(木曜日)、増田社長とグループ本社社員との意見交換会を開催しました。
各社の厚生担当社員4名が参加し、「健康経営の推進における課題とあるべき姿」というテーマで意見を交わしました。

社員からの主な意見

  • 厚生担当の最大のミッションは社員の命を守ること。これまでは安全配慮義務などの法的義務をメインに社員の健康管理を行ってきたが、今後は更に踏み込んだ対応が必要になってくる。心身の不調により休業した社員をいかに円滑に復帰させるか、そもそも不調にならないようにどうサポートするかが重要。
  • フロントラインでは、営業には関心がある方が多いが、健康経営については二の次になってしまうところがある。健康経営の重要性をどうやって浸透させていくかが、今後の課題。
  • 健康経営の推進を担当する中で感じたのは、健康に気を遣っている人はそこまで多くないということ。社員に気づきを与え、体調不良を予防できるような啓発活動を続ける必要がある。
日本郵政グループ 本社社員

増田社長からのコメント

  • 全てに通じることだが、こういう話は、経営トップや支社長、上に就く管理者の意識によって左右される部分は大きい。
  • 管理者には、社員の健康を守るという面でも責任を持っていると自覚させ、評価のポイントにするなどの対応が必要と思う。

社員からの主な意見

  • 「不調を抱えている部下にどう接して良いか分からない」という声が挙がっている。社員への声掛け等、人事部から具体的手順を示しているものの、部下との間で人間関係が築けていないと、杓子定規な対応が逆効果になることもある。
  • 現場では「管理者は長時間働くもの」という価値観・文化が根付いてしまっていて、「こうした文化を変えていくのは難しい」という声もある。
日本郵政グループ 本社社員

増田社長からのコメント

  • メンタル不調者への対応について。郵政グループはそもそも社員数が多く、職場も小規模に分かれている。対人関係で相談しづらいこともあるかもしれない。ひとつひとつの現場単位で考えていくべき部分もあると思う。
  • 一方で今後、地域ごとに専門の医療スタッフを抱えるのは難しい場面も出てくると思うので、高度なことについてはオンライン相談を行うなど、引き続き考えていきたい。
  • 喫煙については、当人というよりも、周りの受動喫煙の問題もあり、科学的にも全体としてマイナス面が大きいので、喫煙率をもっと下げたいと思っている。
  • 過重労働についても効率化していきたい。他社では、会社にわからないように家で仕事する人もいると聞くが、そのようなことは、わがグループでは決してあってはならない。正規の時間の中で働き方を変えていく必要がある。

社員からの主な意見

  • 社員への理解浸透が浅く、健康経営の大切さが伝わっていない。経営層や支社長等からさまざまな会議の場で、営業・業務・コンプライアンスや事故防止と同様に、健康経営についても繰り返しご発言いただくことで、重要性が伝わると思う。
  • いまの郵政グループでは、健康を目指して社員が一丸となって取り組もうという雰囲気が薄いと感じる。健康経営の先進企業には、推進部門と経営層がしっかりと課題を共有できており、経営層から社員に強い勧奨を行っているという特徴がある。
  • 健康増進施策への自発的な参加を継続的に促していきたい。健康について、ご自身のため・社会のためだということが浸透していないので、まずは第一歩として、楽しみながらやっていって、意識を高めていただければと思う。

増田社長からのコメント

  • 特に管理者に対しては、健康についてしばしば発言しているが、理解浸透のため、今後も意識して健康経営について言及していきたい。
  • これだけ巨大なグループだと、数値がすぐに出てこないかとは思うが、繰り返し継続的にやることが非常に大切。
意見交換会の模様

参加者の感想

参加者
自分の仕事が経営理念に掲げる「社員の幸せ」につながっていることをあらためて感じ、今後の業務へのモチベーションになりました。
参加者
メンタルヘルスをはじめとする不調者の減少に向けて、研修等は実施していますが、継続して取り組むのと同時に、取組を強化していく必要があると感じました。他社事例等を参考にし、当グループでも取り入れられるものは積極的に取り入れていきたいです。
参加者
健康経営についての増田社長の思いをよく知ることができました。また「健康指導を管理者の評価とするのも手では」「フロントラインへ行く際は必ず健康について啓発するように心がける」といったお言葉から、本気で健康経営について考えていただいているのだなと感じました。
参加者
会社が安定し、成長することが何より心の平穏につながると思います。

意見交換会を振り返って
(増田社長)

増田社長
今回のテーマは、かつてはあまり意識されておらず、組織としての対応が不足していました。今は、世の中全体で健康経営の機運や知見が高まっています。経営理念に掲げる「社員の幸せ」のためにも、意識高く取り組んでいきたいと思います。

今後も日本郵政グループ社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。