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社長室通信 Vol.85

社長室通信
Vol.85

意見交換会を開催しました

1月25日(木曜日)、増田社長とグループ社員との意見交換会を開催しました。
他の民間企業への出向を経験して、現在本社で仕事をしているグループ各社の社員5名が参加し、「グループ外の民間企業の経験を通じて感じた、業務のあり方・課題」いうテーマで意見を交わしました。

社員からの主な意見(出向先と日本郵政グループとの差異)

  • 出向先のA社は、業務の仕組化や環境整備がうまく、社内風土としてメリット・デメリットどちらの受け入れにも積極的であった。例えば、リモートワークの推進では、端末の持ち運びを前提とすると「スペックが下がることや端末が小さくても仕方ない」として納得したり、あるいは固定電話が多いと出勤者が増えるからいっそのこと廃止し個々の電話でフロントとやり取りしたりする、といった思いきりのよさがあった。
  • 出向先のB社は、意思決定スピードが早い。当グループは組織が大きく、ステークホルダーが多いこともあり、意思決定までに慎重を期す傾向にあると感じる。
  • 出向先のC社は、社員の能力や過去の実績に重きを置いて処遇を決めていたように感じた。当グループの更なる成長のためには、各社員が成長意欲をこれまで以上に高めることに加え、それらに対応できる人事制度に変えていく必要があるのではないか。
日本郵政グループ 社員

社員からの主な意見(各自が感じる日本郵政グループの課題点)

  • 業務効率化はよく言われているが、閉じた組織の中の効率化だけでなく、組織横断的な効率化も追求すべき。そのためにも全ての社員を対象に積極的な人事異動・人事交流をするべきではないか。社員にとっても、さまざまな場所を経験し、それぞれの活躍の場を見つけるというメリットがあると思う。
  • 改善点として、特にグループ一体となった営業活動の活性化を挙げたい。D社は全社員が高いレベルで業務品質と営業活動を両立しており、その結果が業績にも表れていた。当グループでも、コンプライアンスや募集品質などは念頭に置きつつ、会社全体で営業に対する意識を高めていきたい。グループのリソースを最大限に活用して全社で営業を盛り上げていければと思っている。
日本郵政グループ 社員

増田社長からのコメント

  • 皆さんの、これまで経験した部署と出向先が対照的であったからこそ相違点がわかりやすく見えたのだと思う。今後も、民間企業との交流は積極的に実施したいと考えているため、出向時期や期間、出向復帰後に経験をうまく活かす形になっているのかなども考慮に入れつつ推進していきたい。
  • 組織内の人事異動・人事交流という点では、当グループでは副業や兼業も推奨しているので、多様な経験を積んでもらえるとよいだろう。また、社員の活躍の場を作るためにも、ジェンダーギャップの解消は当グループにおいても特に注目されている課題だと認識している。誰もが働きやすい職場になるよう皆さんのご意見を参考に対応策を検討していく。
増田社長

参加者の感想

参加者
増田社長からテーマを設定したご質問をいただくことで、経営層が重要視されているテーマやお考えの一端に触れることができて興味深かったです。また、参加者一人ひとりの意見をじっくりと聞いていただき、非常に話しやすい雰囲気でお話をすることができたと思います。
参加者
社外の知見を活かしていきたいという思いがあり、会社が変革期にあるということが理解できました。
意見交換会の模様

意見交換会を振り返って
(増田社長)

増田社長
日本郵政グループ外部へ出向したことで得るものは大きかったでしょう。肌感覚でしかわからない、他の企業の業務への取り組み方といったプラスの面を身につけられたと思うので、ぜひ当グループの成長に活かしてもらいたいです。
 
優秀な人材を育成するには、企業への出向を通じた経験の蓄積や、さまざまな研修が効果的だと思います。一方で、当グループにおいて多くの拠点で人材不足が課題となっているため、人材育成をするための余力を生み出せるよう、今後もJP ビジョン2025で掲げているDX施策などを推進し、生産性向上・業務負担の改善に取り組んでまいります。

今後も日本郵政グループ役員・社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。