社長室通信
Vol.93
9月25日(水曜日)、増田社長と東北エリアのグループ社員との意見交換会を開催しました。
4名の社員が参加し、活発な意見交換が行われました。
- ≪テーマ≫
- グループ中期経営計画「JP ビジョン2025+」を踏まえ、支社・本社に期待すること
- 商品・サービスや業務において、棚卸し・改善が必要と考えられるもの
社員からの主な意見
- 郵便物が減少している中で、特にゆうパケットは、他社にはないサービスでお客さまのニーズに応えられる商品だと思う。お客さまに利便性をアピールすることで、中心商品になることを期待している。一方で、ゆうパケットの増加により、特に土日は荷物がかさばり、バイクのキャリーボックスに積みきれないことがある。今後も導入される予定の三輪ミニカーやドローンに期待している。
- 本人限定受取郵便は、お客さまと社員の両方にとって処理が複雑であると感じる。例えばお客さまへ郵便物の到着を通知する必要があるが、OCRを利用し、郵便物からテキスト化して通知書を作成するなど、よりスムーズにお知らせできるとよい。
増田社長からのコメント
- ゆうパケットは、当社グループにとって重要性が高まっている商品であり、ヤマトグループとの協業もあって増加している。これをうまく収益につなげていきたいと思っている。ポストからの差出では、厚さを厳密に確認できず苦労することもあると思うが、当社の主力商品として、さらに商品性が高いものにしていけるよう考えていきたい。
- 本人限定受取郵便は、OCRなどを活用できれば通知までの時間短縮にもつながる。DXにつながるものを検討して進めていきたい。
社員からの主な意見
- カスタマーハラスメント対応について苦慮している。二次苦情になることが怖く、郵便局での判断だとどの程度で警察を呼ぶ、又は電話を切ってよいかなど、窓口と電話対応の両方で難しい判断を迫られている。
- 一時払終身保険により高齢者のご家族まで声掛けできるようになり、満期を次につなげる活動をしているが、満期を迎えたお客さまのなかでも養老保険で保障をつなげたいという方が一定数いる。養老保険の貯蓄性の魅力を向上させた商品開発をすることで、青壮年層ともつながることができると思う。
増田社長からのコメント
- カスタマーハラスメント対策は我々も本当に課題だと考えており、カスタマーハラスメント対策の基本原則を作って、管理職にはフロントラインにも周知するようにお知らせしているところ。勇気が必要なことだと思うが、カスタマーハラスメントがあれば臆さずすぐに直属の上司に相談してほしい。他企業も苦労している分野であるため、他社事例も参考にしながら具体的な対応の高度化を図っていきたい。
- かんぽ生命でも多種多様なお客さまニーズに応えるため、今後も新商品の開発や既存商品の魅力向上を検討していると聞いているので、ご意見を伝えておく。
参加者の感想
- すべての意見に対して、真剣に聞いてご返答していただけました。既に動き出している内容のものもあると分かり、私たち社員のことをしっかり考えてくださっているのだと嬉しく感じました。
- 増田社長に直接お会いして意見を申し上げられる貴重な機会をいただき、ありがとうございました。難しいとは思いますが、今回のような現場の意見を聞いていただける機会をもっと増やしていただきたいです。
訪問局の模様
意見交換会を実施した仙台中央郵便局のほか、作並簡易郵便局や日本郵政グループ仙台ビルを訪問し、各拠点の状況を伺いました。
意見交換会を振り返って
(増田社長)
- 我々は日本郵政グループとして、郵便局を拠点に郵便・貯金・保険などさまざまな業務を行っています。皆さんからのご意見にもありましたが、「郵便局はなんでもやっている拠点」という強いイメージをお客さまから持たれています。社員の皆さんには、グループ一体となり、シナジーを発揮することを意識しつつ業務にあたってほしいと思います。
- 目まぐるしく変わる経営環境のなかで、当グループの成長を支える原動力となるのは社員の皆さんです。意見交換会でのご意見を基に、少しでも現場の皆さんが働きやすくなると同時にお客さまにとっても満足につながるような施策検討を行い、ひいては地域全体の発展につなげていきたいです。
今後も日本郵政グループ社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。