社長室通信
Vol.28
7月1日(木曜日)、増田社長とグループ本社社員との意見交換会を開催しました。
フロントラインの管理者等を経験して、現在本社で仕事をしているグループ各社の社員5名が参加し、「フロントラインとの人事交流における現状、今後のあるべき姿」というテーマで意見を交わしました。
社員からの主な意見
- フロントラインでは多様な考え方や背景を持つ社員が働いており、勤務体系なども様々。一緒に働くことで色々な視点を学ぶことができた。本社で仕事をする上でも、フロントラインが多様な社員、業務で成り立っていることを前提にしなければいけない。
- 人事交流の今後のあるべき姿としては、目的の明確化が重要。また、異動によって得られた経験や課題感を会社として活かしていく仕組みを体系化し、全社員に見える形にすることで、転出する社員だけでなく受け入れ側も、その気概を持って取り組める。
- フロントライン・本社の相互の人事交流にあたっては、異動先の業務に必要な知識等について社員が十分に準備できるよう、会社として事前研修などでサポートしていくべきと考える。
増田社長からのコメント
- 人事交流の中でどのような部署を経験してもらうべきか。また、その後どこに配属すれば持ち帰った経験が活かせるかなどを、しっかり考えてなければいけない。
- フロントラインから支社・本社への人事交流をもっと広げて、相互理解が深まれば、現場も動きやすくなると思う。人事交流の機会を作ることに加え、全員が経験できないという面をどのように補うかも検討が必要。
社員からの主な意見
- フロントラインは社員の人数が多く、勤務時間も様々なので、本社からの指示などの情報を各社員に周知することの大変さがある。
- 社員への情報周知については、ミーティングでの口頭周知だけでは伝わらないこともあるので、指示文書を噛み砕いて、担当ごとに関係する部分をまとめて掲示板に貼り出すなどの工夫を行っていた。
- 中期経営計画に掲げられている「窓口業務運営のデジタル化」には大いに期待している。郵便局では紙の取扱いが非常に多く、手続きや管理の時間がかかる。その負担が軽減できればミスも減り、文書周知や研修の時間捻出にも繋がる。
増田社長からのコメント
- 本社からの指示については、文章だと限界があるので動画を使って、分かりやすく、短く伝えることが必要。文章では伝わらないニュアンスも伝えやすい。今後、動画の活用を増やしていこうと思っている。
- デジタル化については、これから長く取り組んでいかなければならない。グループが持つ情報をデジタル化して、それをいかに仕事に活かしていくか。また、スマホで24時間365日いつでも手続きができれば、お客さまにとっても圧倒的に便利になる。
参加者の感想
- フロントライン管理者を経験したグループ各社の方々の意見や社長の考えを知ることができ、有意義な意見交換会でした。
- 増田社長がグループ全体のことを考えていることを改めて実感でき、今後の意欲につながりました。また、意見交換にあたって、自らの経験を棚卸しできたことも収穫となりました。
- 増田社長の考えをよく理解することができました。今後仕事をしていく中で、「増田社長も同じように考えていたな」と背中を押される場面があるのではと思います。
増田社長からのコメント
- グループ各社、またフロントラインと本社などを、より一体感のある形にしていくため、組織や仕事のやり方等、色々なところを変えていくほか、人事交流でも溝を埋めていきたい。
- フロントラインの管理者等を経験したみなさんの話を聞いて大変参考になった。現場経験を活かして、これからも広い視点で業務に取り組んでいってもらいたい。
今後も日本郵政グループ社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。