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社長室通信 Vol.54

社長室通信
Vol.54

意見交換会を開催しました

7月7日(木曜日)、増田社長とグループ本社社員との意見交換会を開催しました。
各社の社内報担当の社員3名が参加し、「インナーコミュニケーション(社内報)における課題とあるべき姿」というテーマで意見を交わしました。

社員からの主な意見

  • 社内報は、インナーコミュニケーション活性化と会社の方向性共有や経営陣とのコミュニケーション実現を目的としている。アンケートでは、社内報の閲覧率が高い部署の方が、コミュニケーションが円滑であるという調査結果が出ている。社内報を見て何がそんなに変わるのかというご意見もあると思うが、コミュニケーションの活性化に活用してほしい。
  • ゆうちょでは、社長をはじめとする役員紹介動画をシリーズ化しているほか、役員のコラムや全国各地のロールモデルとなる社員の紹介もしている。社員に関心を持って見てもらえるよう、できるだけカジュアルに、各地の社員が出演する動画等を交えながら、力を入れてコンテンツを作成している。
  • インナーコミュニケーションをより充実させるために、社内報を見た社員が「いいね」やコメントなどで反応ができるような、双方向になる仕掛けができたらと思っている。
日本郵政グループ 本社社員

増田社長からのコメント

  • グループ全体で、ここまで多くの社員を抱えている企業は他に無い。社員向けにどうアプローチするかという問題は、我がグループにとって非常に大きなテーマ。
  • グループ一体感の醸成以外にも、業務上で役立つ話題やモチベーションアップのための発信も行っていることがよく分かった。より多くの社員に社内報を見ていただき、関心を高めてもらいたい。

社員からの主な意見

  • 新入社員紹介を毎年作成しているが、閲覧数がすごく高い。他の社員を知りたいと思っている社員が多いのだと思う。もっと社員のことが知れるようなコンテンツを作っていきたい。
  • 今後は、料金改定や業務に関わる法改正など、お客さまや社員のみなさんへの影響が大きい内容に触れるコンテンツをタイミングよく掲載していきたい。また、他地域の取組みを掲載し、自身の業務の参考としていただいたり、自局や、地区の郵便局の社員が取り上げられているというモチベーションアップに繋げたりしたい。
  • 社内報を発信して終わりではなく、社員のエンゲージメントを高める効果を期待しており、記事に協力してくれた方に「ゆうちょらしさ」は何か聞くようにしている。聞かれた側も読んだ側も、「ゆうちょらしさ」についてイメージいただくとともに、ゆうちょの社会的意義や会社運営について、改めて考えるきっかけになれたらと思っている。
日本郵政グループ 本社社員

増田社長からのコメント

  • フロントラインへ訪問しご意見を伺うと、社内にどのような社員がいるのかが、人数が多すぎるがゆえにわかりにくいという声があった。地域を超えた共通の悩みや、スキルを持った社員など、情報にアクセスして把握できるということが求められていると感じている。
  • 端末の関係もあり、郵便のコミュニケーションが薄くなっていると思う。端末配備については、費用面の課題が真っ先に挙げられる。これは経営幹部の責任だと思うが、内容の面でも改善するため、社内報も活用したい。
  • 社員の興味・関心をうまく捉えて、流れを作ってもらいたい。社員の情報がタテ・ヨコ・ナナメに伝わるようにしていきたい。

社員からの主な意見

  • 業務以外のコミュニケーションを活性化させていきたい。仕事以外の会話が少ない職場、心理的安全性が低い職場もまだ多いのではないか。社内報がそうした風土を変えるきっかけになれば良いと思う。
  • 社内報を担当する広報部門でも若手社員が増えてきた。業務知識を強化すべく、研修を含めた若手育成の機会を充実させてほしい。
  • 取材等は、地方の社員には歓迎されることが多いが、本社社員にももう少し盛り上がってほしいと思う。経営層の方は理解を示してくれているため、今後は一般社員もインナーコミュニケーション施策についてポジティブになってくれるとありがたい。
日本郵政グループ 本社社員

増田社長からのコメント

  • コロナ禍で、インナーコミュニケーションの量も質も低下したと思う。オンラインも便利だが、トータルの質としては落ちていて、特に入社3年目あたりは、上司との関係も希薄で孤独感に苛まれているのではないか。全てを補うことは難しいかもしれないが、社内報は会社の情報に触れるための中枢を担う重要なもの。
  • 社内報を発信する環境も整ってきていると思う。積極的に各拠点の良い材料を入れていくと、それを知った社員から周りへ伝わっていくということもある。
  • JP CAST別ウィンドウで開くはアウターコミュニケーションも含めたオウンドメディアだが、郵政グループの真の姿を見せることで、社員にも元気になってもらいたいと思っている。綺麗事だけでなく、困難なことがあったときに、社内報を通じてカバーし合う関係性ができると良い。
意見交換会の模様

参加者の感想

参加者
増田社長に良い取組みだとおっしゃっていただけたことで意欲が高まりました。増田社長からのご意見は社内にもフィードバックし、他社員も非常に関心を持っていました。
参加者
今後改善されるとよいと思っていたインフラ面についても、増田社長も課題認識していただいていて、改善に向かっていることが理解できました。
参加者
社内報は、グループ各社が同じ方向を見て議論できる施策だと感じたので、グループ各社の社員ともっと意見交換、情報交換して協力し合うべきだと感じました。

意見交換会を振り返って
(増田社長)

増田社長
郵便局で取り扱う業務は多岐にわたります。グループ会社間でお互いを知る機会があると、グループ全体にとってより良い効果が期待できると思っています。
 
先日、みらいの郵便局の実証実験店舗になっている大手町郵便局を視察してきました。相談ブースでは専門知識が豊富な社員とやりとりできるようになっています。きっと社員のみなさんにも、将来像を具体的にイメージいただけるのではないでしょうか。現在、みらいの郵便局コンテストとして、フロントラインで働く社員のみなさんからもアイディアを募集しているところです。
 
社内報担当のみなさんには、積極的な情報発信に向け、今後もいろいろな情報を仕込んでいっていただきたいと思います。みなさんの今の取組みが必ずプラスの方向に繋がっていくと思うので、良いと思ったものはぜひ実践に移していってください。

今後も日本郵政グループ社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。