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社長室通信 Vol.37

社長室通信
Vol.37

意見交換会を開催しました

12月8日(水曜日)、増田社長と北陸支社エリアの郵便局社員との意見交換会を開催しました。
6名の社員が参加し、活発な意見交換が行われました。

《テーマ》

○グループ中期経営計画「JP ビジョン2025」を踏まえ、支社・本社に期待すること
○業務において、棚卸し・改善が必要と考えられるもの(具体的な対象業務やお客さまの声から気づいた必要性等)

社員からの主な意見

  • 新しい商品・サービスの導入にあたっては、ニーズの有無などをしっかりと検証するべき。ほとんど需要のない商品・サービスであっても、知識や業務手続きの習得に労力がかかる。また、導入後にも随時検証が必要だと思う。
  • 一部の郵便局で市役所業務の受託を行っているが、できる業務とできない業務がある。「他の郵便局ではできたのに」「市役所の出張所ならできたのに」とお客さまにご迷惑をおかけすることもあるので、全局ですべての業務を行えればよいと思う。
  • 現在、コロナの影響で集合研修が難しいためオンライン研修が主流となっているが、自分の経験を振り返ると、研修所などで話をする中で社員間の横のつながりができたと感じている。難しい時期ではあるが、少しずつでも研修を充実させて、時間をかけて人材育成ができたらよいと思う。
郵便局社員

増田社長からのコメント

  • 郵便局でも時代の変化にあわせて、不要な業務を廃止して新しい業務にシフトすべきだと思っている。当グループの社会的使命を果たしつつも、一定の取捨選択と業務手順の合理化を積み重ねることが、お客さまサービスの向上につながる。業務のスクラップとデジタル化によって、窓口で丁寧にお客さま対応を行うための時間を増やしていきたい。
  • 郵便局は地域を守り続けるネットワークとして信頼いただいている。10年、20年、30年後を見据え、特に過疎地域にある郵便局は自治体の仕事を請け負っていく必要がある。郵便局と行政が一体となって地域を支えていけるよう今後も考えていきたい。
  • オンライン研修については、移動時間がかからない、すき間時間を活用できるといったメリットがあるが、一方で集合研修をする中で、同じ悩みを抱える社員と生の会話をして絆を深めていくことも大切。コロナに気をつけながら、グループ全体でリアルの研修を増やしていけるよう検討していきたい。

社員からの主な意見

  • 今後グループが目指す「リアル郵便局とデジタル郵便局の融合」については非常に楽しみにしているが、郵便局の良さはやはり人と人とのコミュニケーション。従来の郵便局の魅力や利便性は残しつつ、新しいものを取り入れて更に発展してほしい。デジタルに不慣れなお客さまを切り捨てるような状況にならないよう、リアルの郵便局の価値も大切にしてもらいたい。
  • ペーパレス化の推進ついては、紙がないことで不安を感じられるお客さまもいる。すべてのお客さまがデジタル化についていけるわけではないので、若い方から高齢の方までそれぞれが対応しやすい形になればと思う。
郵便局社員

増田社長からのコメント

  • 郵政グループのデジタル化では、24,000局のリアルネットワークの価値を考えることが重要。郵便局は地域にとって頼りになるサービス拠点であり、込み入った相談など、スマホですべて代替できるわけではない。丁寧に話を聞いて、相手の立場に立って対応しなくてはならない。
  • デジタル郵便局で、最も重要なのは窓口業務の効率化。手作業を減らし、丁寧なお客さま対応ができる時間を捻出する。また、開局時間に縛られず24時間365日サービスを提供することで、お客さまの利便性を高められる上、スマホで完結する業務が増えれば、その分だけ窓口の余裕が生まれる。デジタルですべてが事足りるとするのではなく、リアルの郵便局の機能や質を高めるためのデジタル化に挑戦していくことが大切。

参加者の感想

  • 「デジタル郵便局で窓口業務を効率化し、お客さまのお話を聞く時間を増やす」、「新規業務を増やすだけでなく、古い業務を見直す」という増田社長の考えを知ることができて良かったです。
  • 動画や文面ではなく生の声を聞くことで、増田社長の方針を実感することができました。また、社員の生の声を届けることもできて良かったです。
  • 増田社長が業務の棚卸しに積極的で、何かを導入するなら何かをやめるべきと仰っていたのが印象深いです。業務の見直しにも目を向けてもらえるのはすごく嬉しかったです。
郵便局社員

意見交換会を振り返って
(増田社長)

増田社長
郵政グループは全国で最も巨大な組織のひとつですが、一番大きな特色は郵便局ごとに事業所が分かれていることです。数人、十数人といった単位で働いていて、それだけ地域に密着しているということではありますが、局ごとに孤立しないよう組織全体をマネジメントしていくことが大切です。郵便局単位で働く中でも、グループ全体の情報をしっかり得られるようにして、グループの一体感を出せるよう取り組んでいきます。
 
みなさんから色々なヒントや課題をいただいたので、しっかりと今後の経営に活かしていきたいと思います。

今後も日本郵政グループ社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。