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社長室通信 Vol.31

社長室通信
Vol.31

意見交換会を開催しました

8月26日(木曜日)、増田社長とグループ本社社員との意見交換会を開催しました。
他の民間企業への出向を経験して、現在本社で仕事をしているグループ各社の社員5名が参加し、「外部との人事交流における現状、今後のあるべき姿」というテーマで意見を交わしました。

社員からの主な意見

  • 出向先を選り好みせず積極的に人事交流をするべき。別の価値観を知り、日本郵政グループの常識を疑う能力を身につけるのが重要。また、出向先との関係強化、研修、専門知識の習得など、出向目的に合わせて複数の制度があってもよいと思う。
  • 出向で文化の違いを学んだことが、自分の中で大きな経験になっている。一方で、復帰後に全く違う部署に行って、学んできたものを伝達する機会がないという話も聞くので、出向を通じて何を学び、復帰後に組織としてどう活かしていくのかについて、明確な戦略を構築するべきだと思う。
  • 同業他社への出向は警戒される面があり、センシティブな情報にはアクセスできない等の制限が生じる場合がある。そういった制限の中で働くよりは、全くの他業種に出向した方が、より伸び伸びと働けるのではないかと感じる。
日本郵政グループ 本社社員

増田社長からのコメント

  • 他社へ出向することによって当グループを客観的に見ることができて、そこが非常に良かったということが、みなさんに共通していた点だと思う。
  • 同業他社よりも、違う業界に行くとより気づきが大きいのでは思う一方で、戻ってきた時に全然違う部署に配属されるよりは、同業他社での経験を活かせる分野に配属になればいいということもあり、バランスをとって考えていかなければいけない。

社員からの主な意見

  • 出向先ではフロントライン・支社・本社の相互理解の仕組みが整っていると感じた。例えば、フロントラインや支社の社員が短期間本社で働く「社内インターンシップ制度」があり、これによって短期間で仕事を教えなくてはいけない本社側のマニュアル化が進み、また社員を送り出す側もその人がいなくても仕事ができる体制が整う。
  • 経営幹部と社員のコミュニケーションという面で、出向先では年度初めに部門長がホールに部門の社員を集めて、年度の方針や施策についてプレゼンをし、ビジョンを示すという機会があった。
日本郵政グループ 本社社員

増田社長からのコメント

  • 当グループでも本当は集合型の説明や対話をやりたいと思っていた。特に不祥事の後というのは、こういったコミュニケーションが必要だと思う。コロナ禍なのでやり方は考えなければいけないが、同じような取組みをしていきたい。
  • 民間他社の良いところを取り入れ、我がグループの変えるべきところを変えていくうえで、出向を通じた人事交流で気づきを得ることが大切。
意見交換会の模様

参加者の感想

参加者
増田社長はフロントラインに入り込む(寄り添う)という考えを強いことが理解できました。自分もその点を意識し、今後の業務に取り組んでいきたいと思います。
参加者
普段あまり知っていただくことがない出向時の経験を伝えることができて、大変貴重な機会となりました。増田社長からは「他社の良いところを当グループにも活かし、当グループをより良くしたい」という意志を強く感じました。
参加者
他の出席者の方々の出向経験が大変興味深く、勉強になりました。

増田社長からのコメント

増田社長
本日いただいたご意見の中には、日本郵政グループをより良く変えるために、やるべき・やってみたら面白いのではないかというヒントがあった。それをぜひ制度化していきたいと思う。
 
今回参加した皆さんには、2~3年の出向で得た人的な資産があるはず。他社への出向で得られるものとして、人との繋がりが一番大きいと思うので、ぜひそれを大事にしていただき、今後に繋げていってもらいたい。

今後も日本郵政グループ社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。