社長室通信
Vol.87
3月12日(木曜日)、増田社長とグループ社員との意見交換会を開催しました。
ゆうちょ銀行、かんぽ生命のエリア本部を経験した社員4名が参加し、「エリア本部における現状と課題」というテーマで意見を交わしました。
社員からの主な意見
- エリア本部では、さまざまな業務において本社とフロントラインとの情報差を無くすべく、よりわかりやすく、よりフロントライン目線で、フロントラインの社員とコミュニケーションを図りつつサポートし、中間組織としての役割を考えながら行動している。
- エリア本部は、本社とフロントラインの動きの双方を把握し、本社とフロントラインのパイプの役割を果たしている。
- 本社では業務の影響範囲が全国となるため均一な対応が必要となる。一方で、エリア本部であれば地域の郵便局等と一緒にその地域に適した対応をとることができる。
- 会社全体として、お客さまにより近いフロントラインが重要であるという文化が浸透してきており、本社はフロントラインの意見に耳を傾け、エリア本部はしっかり意見を伝えることができてきていると感じる。
社員からの主な意見
- 各グループ会社で重要視している事業については、本社だけで検討するのではなく、専門人材をエリア本部にも配置し、本社・エリア本部横並びで同じ方向を向きながら活動できれば、より全社一体となった活動が可能となるだけでなく、地域の活性化やBCP(事業継続計画)の観点でも有用。
- エリア本部が今後さらに役割を果たすために必要なこととして、権限移譲が考えられる。エリア本部も本社と同様の権限を持つことでよりフロントラインに近い立場で判断が可能となり、中間組織としての存在意義をより持たせることができるようになると考える。
- エリア本部間の横のつながりも必要。これまでは各エリアが独自に作成した研修教材等を共有する仕組みがなかったが、本社主導で情報が共有できるようになってきている。エリア本部間の連携をよりスムーズにすることでフロントラインがさらに働きやすい環境となる。
増田社長からのコメント
- 全国統一のルールの策定などは本社が主導する形になると思うが、フロントラインによる地域の盛り上げ施策やイベント実施という観点ではエリア本部が主導となって地域に密着しながら実施することが望ましいだろう。
- 当グループは本社―支社・エリア本部―郵便局・店舗・支店という縦のラインとグループ会社間という横のラインが存在する。縦のラインの連携施策は各社で検討が進んでいるが、横のラインの連携はぜひ社員の皆さんも意識して交流していただきたい。
参加者の感想
- 日本郵政グループとしての強みを活かしていくためには、やはりグループ各社が一体感をもって取り組むことが重要なのだと実感しました。
- 増田社長がフロントラインを回り、そこから聞こえてきた生の声を踏まえながらお話いただいたことで、フロントラインを意識していただいていると実感することができました。これからも時間の許す限り多くの社員の生の声を聞いていただきたいです。
意見交換会を振り返って
(増田社長)
- ゆうちょ銀行の店舗やかんぽ生命の支店に加え、全国津々浦々にある郵便局で同じ方向を向いて進むにはグループ全社員が同じ志を持つことが必要です。エリア本部や日本郵便支社の皆さんが中間組織として役割をしっかりと果たしていただいているため、当グループは一体となって進むことができています。
- エリア本部は経営陣とフロントラインをつなぐ大切な役割を持っていると考えています。これからもエリア本部の皆さんがその役割を果たすことができるよう、より一層縦と横のコミュニケーションを図っていただき、当グループがより強く前進できるよう業務に尽力していただくことを期待しています。
今後も日本郵政グループ役員・社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。