社長室通信
Vol.89
6月13日(木曜日)、増田社長とグループ社員との意見交換会を開催しました。
戦略的副業を経験した社員3名が参加し、「戦略的副業を通じた働き方の変革やグループにもたらす価値」というテーマで意見を交わしました。
社員からの主な意見(副業を経験して得たスキルや本業への影響)
- 副業によりこれまで接点の持てなかった方や自分より社会人歴の長い方など、多様なバックグラウンドを持つ方とコミュニケーションをとる機会ができ、良い経験になった。
- 副業自体は完全リモートワークだったため、副業先の方と直接会うことは一度もなかったが、副業終了後の現在でも連絡を取り合い、情報交換を行っている。
- 副業を経験し、本業への自信がついたということが大きい。一歩日本郵政グループの外に出たことで、当グループの業務を広い視野で見られるような知識がついたため、業務を行う際に「自分のやろうとしていることは間違っていない」という自信や説得力につながった。
- 副業先の組織や働き方に触れ、日本郵政グループと他社とのさまざまな違いを実感した。また、それにより視野が広がり、組織ごとの改善点を考えるきっかけとなった。
社員からの主な意見(副業を経験して感じたグループの働き方の改善点やグループにもたらす価値)
- 副業を経験し、自分自身でも成長ができたと実感している。セミナーや研修を受動的に受けるよりも自ら手を挙げて新たな経験をするというのは、今後の会社人生においてもプラスになると感じている。
- 「会社の肩書きを外した際、自身が今貰っている報酬に見合うような価値をアウトプットできているか」を突き詰めて考える機会は、現状ではそうそうない。副業を行うことによりそういった危機感をもって業務にあたることができるようになると思う。
- 副業を経験すると、他社のスタンダードを学ぶことができる。また、副業では自身の力で価値を生み出す必要があるため、現在の自身が行っている業務の必要性・目的を強く意識して取り組むようになる。
増田社長からのコメント
- 副業により他社でさまざまな経験をするのは重要だと思うし、副業を経験することで外から日本郵政グループを俯瞰できただろう。みなさんの将来的な成長やキャリアパス形成につながると思う。
- 現在の当グループの副業制度では副業は最長でも6か月間であり、プロジェクト単位の副業が多い。1つのプロジェクトをやりきるというのは非常に大切な経験であるし、それを成し遂げることで本業への自信にも繋がるのではないか。
参加者の感想
- 副業という日本郵政グループの利益には直接的には繋がらない取り組みに対し、増田社長から直接後押しをいただけて安心しました。
- 挑戦を後押ししてくださるコメントをいただき、今回の副業経験が貴重な機会だったのだと改めて実感するとともに、こうした社員の取り組みにも注目してもらえていると知り、今後のモチベーション向上につながりました。
- 増田社長に自身が得た学びや想いを直接お話し、意見交換をすることができ、大変有意義でした。私が参画した案件は終了しましたが、今後も日本郵政グループの枠に留まらず、副業制度を活用しながら、さまざまな経験を積んでいきたいと思います。
意見交換会を振り返って
(増田社長)
- 社会においては、技術革新やコロナ禍を通じて、多様で柔軟な働き方の定着が急速に進んでいます。政府も労働者の多様なキャリア形成を促進する観点から、副業を推進しており、日本郵政グループにおいても副業の推進に取り組む必要性が高まっています。
- 日本郵政グループで取り組む「戦略的副業」についても、①新たな知見を取り入れることによる組織風土改革、②社員の成長(自律的なキャリア形成など)の2点を目的としています。
- 上記のような背景や目的への理解を深めながら、自身の副業への挑戦はもちろんのこと、周囲に挑戦したい社員がいれば、積極的な応援を期待します。
今後も日本郵政グループ役員・社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。