社長室通信
Vol.36
12月2日(木曜日)、増田社長とゆうちょ銀行およびかんぽ生命本社社員との意見交換会を開催しました。
各社エリア本部での勤務を経験し、現在本社で仕事をしている社員6名が参加し、「中間組織に期待される役割とあるべき姿」というテーマで意見を交わしました。
社員からの主な意見
- 本社発信やエリア本部発信など様々な指示がある中で、それをフロントラインにどのように示すか、いかに背景や意図を伝えることができるかが、中間組織として極めて重要なことだと思う。
- JP ビジョン2025について、頭では理解はしていても、実際にそれを日常業務に繋げるのはなかなか難しい。エリア本部には、そのような会社方針と日常業務が結びつくようにフロントラインをサポートしていく役割が期待されるのではないか。
増田社長からのコメント
- 各社の経営トップは、自らの想いをダイレクトに社員へ伝えるべく、さまざまな工夫を凝らしている。施策の意図や背景、トップが抱く現場への想いをどう伝えるのか、常日頃から頭を悩ませているということを知っておいて欲しい。
社員からの主な意見
- エリア本部の組織は、店舗から異動で着任した社員が多数を占めている。そのため、本来の役割である本社と店舗の中間点としての意見の吸い上げが偏ってしまうのではないか。
- 縦の目詰まりを感じているため、エリア本部はより店舗に寄り添った組織であるべきと考える。指導する・されるという関係性から一歩踏み出して、店舗の声を吸い上げたり、好事例を横展開したりといった役割を強化できると良い。
増田社長からのコメント
- 人事交流の活性化や機能整理、仕事への相互理解やフロントラインへのサポート等を通じて、グループ全体の企業風土をどう創り上げていくかが重要。研修を増やす、交流のチャンスを広げるというのもその一つ。
- 最近は新しい取組に対して公募を行い、意欲ある社員を採用する動きを活発化させている。
社員からの主な意見
- エリア本部で判断できることは少ないが、フロントラインからしてみれば頼れる存在。エリア本部が持つ課題解決のノウハウを、本社にも上手く継承していけると良い。
- お客さまの声を大切にし、エリアで解決できるものはどんどん進めていくなど、責任感を持ってスピーディーに対応していく必要があると思う。また、グループ各社で会社の垣根を越えて協力しながら、エリアの中でも色々なサービスができたらよいと思う。
増田社長からのコメント
- 日本郵便では全国の地域性もあるので、支社の体制を強化し、本社の関わりを少なくして、フロントラインと支社の往復だけで色々なことが解決できればよい。
- 業務内容によって様々な事情があるだろうが、金融2社も同じような形になればよいと思っている。中間組織への権限移譲の全体的な流れは進めていきたい。また、支社との関係がいびつにならないよう、横の連携を丁寧に行っていく必要がある。
参加者の感想
- 会社という組織で人が集まって働く中で、日々、お互いの考えや立場を分かり合おうと努力することはとても大事だと思います。貴重な機会をいただき、大変有難く思いました。
- 「意欲ある若手社員にチャンスを与える」といった言葉を直接伺うことができ、今後の業務への意欲がより一層高まりました。日頃から色々なものごとにアンテナを立てて行動していきたいです。
増田社長からのコメント
- 意欲ある若手社員にチャンスを与えるという動きが、当グループではまだまだ弱いと感じる。新しいことにチャレンジするチャンスを拡げるためにも、ぜひ積極的に手を挙げていただきたいと思っている。みなさんのように熱い想いを持つ社員が、より意欲的に仕事に取り組めるような社風にしていきたい。
今後も日本郵政グループ社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。