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社長室通信 Vol.96

社長室通信
Vol.96

意見交換会を開催しました

10月24日(木曜日)、増田社長と南関東エリアのグループ社員との意見交換会を開催しました。
3名の社員が参加し、活発な意見交換が行われました。

≪テーマ≫
グループ中期経営計画「JP ビジョン2025+」を踏まえ、支社・本社に期待すること
商品・サービスや業務において、棚卸し・改善が必要と考えられるもの

社員からの主な意見

  • 輸送中、配達局に到着する前であってもリアルタイムですべてのゆうパックがどこにあるかわかるような、荷物とパレット、運送便が紐付けされるシステムを構築してほしい。また、郵便物・荷物の引受検査や報告における、端末を用いた自動連携など、作業効率を重視したデジタル化を進めることで、より安定した業務品質の実現やお客さまの声にお応えすることができると思う。
  • さまざまなデジタル施策が進んでいるが、幅広い年齢の社員や普段あまりスマートフォンを触らない社員にも周知する必要がある。時間が限られている中で、個別に教える場合もあるため、誰にでもわかりやすいマニュアルの整備に期待している。
  • 会社の収益向上のためにも新規ビジネスを進めていく必要があると思っており、施策の方向性に加え、既存の別会社とのタイアップといった点に興味を持っている。
日本郵政グループ 社員

増田社長からのコメント

  • 荷物の所在の見える化だけでなく、お客さまの利便性向上、新たなサービスを提供していくうえで、システム改善は常に必要になる。そして、データが多方面に連携されると、郵便局の作業全体を効率化することにもつながり、社員のみなさんの満足度向上にもつながるので、改善を図りたい。
  • これまでのフロントラインの業務改善は紙を用いた業務の課題解決が主であった。そういったアナログ業務も、時間や人員の制約が出てくることで今後徐々に改善が難しくなってくる。次のシステム改善・構築に向けて、考え方を見直し早急に次の課題に取り組むことが大切。
  • 新規ビジネスはゼロから作る場合もある一方で、共創プラットフォームとして既存の他企業とタイアップすることも考えられる。既存の業務内容をヒントとして取り入れながら、新しい事業の柱を育てたい。

社員からの主な意見

  • 非常に多くの信書・荷物を日々引き受けているため、例えば携帯端末などを用いて信書や荷物の外観の画像を認識し、引き受けた商品が何であるかすぐに判別できるような機能が追加されるとよいと思う。
  • 信書の理解を深める研修は、毎年、年に複数回実施しているが、研修のバリエーションを増やしてほしい。基本的には法令やマニュアルに沿った研修内容であるが、昨今は大口のお客さまから大量に信書や荷物を持ち込んでいただく機会も増えてきており、また、新たに担当する社員もいるため、お客さま対応をスムーズにできるよう、知識の定着をさらに図る機会を設けていきたい。
  • 以前は電動バイクで配達する機会があったが、その日の積載量・走行距離・気候によっては、バッテリー残量の減りが早く充電をこまめに行う必要が発生する点や、荒天時に着用するレインウェアの使い勝手については、改善の余地があると感じた。
意見交換会の様子

増田社長からのコメント

  • 画像判別をはじめとした技術向上により追加される機能については、開発期間やコストの面を見ながら引き続き検討していく。研修も、現状に合ったバリエーションに整理していきたい。
  • 電動バイクの性能は、配備されたタイミングや使用状況によっても異なるが少しずつ向上していると考えている。配備済の車両は急速充電機能を活用しつつ、業務環境改善のため課題のひとつとしたい。

参加者の感想

参加者
限られた時間ではありましたが、増田社長のお考えなどを知ることができ、業務に関するモチベーションが高まりました。
参加者
今後、お伝えした意見内容が目に見えて把握できるようになり、再度質問したいことなどもあるかと思いますので、このような意見交換の場を増やしていただけると嬉しいです。
集合写真

訪問局の模様

意見交換会を実施した神奈川西郵便局のほか、綾瀬郵便局、イオンモール座間内郵便局を訪問し、地域に根差す各郵便局の現状を伺いました。

訪問を振り返って
(増田社長)

増田社長
年末年始の時期は郵便物・荷物に関する業務が増えていきますが、繁忙期に顕在化した課題は業務全体の改善に活かせるポイントが多く見られるでしょう。意見交換会でいただいた意見を参考に、システムの改善や効率化など、業務をさらにスムーズかつ安定的なものにしていけるよう本社でも検討してまいります。
 
神奈川西郵便局の皆さまとお話して、普段から真剣に業務にあたっていただいている様子が伝わってきました。郵便局内では機械を扱う作業や車両周辺での作業が多くありますが、まず社員の皆さんが健康で元気に働くことが会社の原動力につながります。引き続き事故なく安全に業務を進めていただければと思います。

今後も日本郵政グループ社員と増田社長との意見交換会を定期的に行ってまいります。
開催模様については、随時発信していきますので、ご注目ください。