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気候変動に関する目標と実績等

日本郵政グループは、全社目標として掲げる「2050年カーボンニュートラル」及び「2030年度温室効果ガス排出量46%削減(対2019年度比)」の実現に向けて、エネルギー使用の最適化や低環境負荷車両の導入、再生可能エネルギーの利用拡大など、事業活動全体で排出削減を推進しています。

日本郵政グループ温室効果ガス削減目標

日本郵政グループ温室効果ガス削減目標の図

気候変動に関するコストおよびエネルギー使用量削減計画

日本郵政グループは、事業で使用するエネルギー資源の削減計画を策定し、これを推進してまいります。また、当該計画の推進に要するコストを試算し、経営への影響を分析した上で、限りあるエネルギー資源の効率的使用と気候変動の緩和に努めます。

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2021~2025年度までの取り組み内容 気候変動に関するコスト
(百万円)
取組による削減効果
(GJ)
取組による削減効果
(tCO₂)
主なエネルギー種別
車両の切り替え
  • 電気自動車の導入
    (四輪13,500台、二輪28,000台)
  • 低燃費車両への切り替え
    (四輪410台、二輪550台)
60,400 ▲511,400 ▲34,300 ガソリン
高効率空調やLED照明への切り替え、窓口機器等の更改 87,400 ▲1,728,900 ▲83,500 電気
再生エネルギーの導入、電力調達方法の見直し 800 ▲90,000 電気
その他省エネへの取り組み、業務の効率化 700 ▲151,200 ▲9,600 電気
合計 149,300 ▲2,391,500 ▲217,400

具体的な取り組み

気候変動に関する政策への貢献・政府等とのエンゲージメント

気候変動関連に関する政府方針を支持

日本郵政株式会社は、日本政府の地球温暖化対策の推進に関する法律である「地球温暖化対策の推進に関する法律」や「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」を支持します。
日本政府に地球温暖化対策の取組状況を定期的に報告し、年1回、温室効果ガス排出量、エネルギー使用量の削減状況等の報告書を提出しています。

経済産業省「GXリーグ」に参画

日本郵政株式会社は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた温室効果ガス排出削減と産業競争力の向上の両立を目指す日本政府(経済産業省)の政策「GX(グリーントランスフォーメーション)リーグ」を支持し、2023年4月に参画表明しました。
日本郵政株式会社は、2022年3月より「GXリーグ基本構想賛同企業」として、「GXリーグ」の実装に向けた詳細設計の議論と取組の実証に参加してきました。
「GXリーグ」は、2050年カーボンニュートラルの実現と社会変革を見据えて、現在及び未来社会における持続的な成長実現を目指す企業が、排出量取引を中心としたGXのあらゆる側面で、産官学で議論、協働する場です。
GXリーグでは、①生活者にとってのカーボンニュートラル時代の未来像のあり方の議論、②未来像を踏まえた、新たなGX市場形成のあり方の議論、③社会での効率的な排出削減を行うための自主的な排出量取引(GXETS)の試行といった取組を実施します。
日本郵政株式会社は、日本郵便株式会社と共にカーボンニュートラルに向け、市場創造やルールメイキングに関して意見を述べるなど積極的にGXリーグの発展に貢献していくとともに、自主的な排出量取引を行うことで、温室効果ガス排出削減に貢献してまいります。

グリーンイノベーション基金事業「スマートモビリティ社会の構築」への参画

日本郵便株式会社は、日本政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の実現を目的に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「グリーンイノベーション基金事業※」の「スマートモビリティ社会の構築プロジェクト」に参画しています。

※グリーンイノベーション基金事業とは、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、経済産業省が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に創設した基金を活用し、エネルギー・産業部門の構造転換や、投資を通じたイノベーションを加速させるための研究開発・実証及び社会実装までを継続して支援する政策です。

具体的には、商用利用される電気自動車等の大規模導入を実現するための運輸事業者における運行管理と一体的なエネルギーマネジメント等に関する研究開発事業として、以下を提案し、採択されました。

■採択された事業の概要

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事業名 概要
運行管理システム及びエネルギーマネジメントシステム構築・研究開発実証を通じた集配車両EV化等によるカーボンニュートラルの実現
  • ・集配業務における環境負荷と業務効率を考慮した最適な業務計画の策定および実行面での運行管理の実施
  • ・運行管理と一体的なエネルギーマネジメントの実施
  • ・構築したシステムを活用し、地域特性に応じた集配車両(二輪車および軽四輪車)のEV化および充電インフラの最適配置の実施
商用電動車普及に向けたエネルギーマネジメントシステムの構築、大規模実証
  • ・事業のうち、幹線輸送への水素燃料電池車両の導入および運行管理と一体となったエネルギーマネジメントシステムの構築の実施
    ※物流事業者・自動車メーカーなど各社との共同実施

日本郵便株式会社は、上記事業の推進にあたり、物流事業者・自動車メーカーなど、プロジェクトメンバーと協働し、スマートモビリティ社会の構築に貢献してまいります。

グリーン物流パートナーシップ会議への参画

グリーン物流パートナーシップ会議は、物流分野におけるCO2排出削減を目的に、経済産業省、国土交通省等が主催する会議体であり、日本郵便は、本会議にメンバーとして参画しています。中でも、日本郵便と他の物流事業者等との協働によるスーパーフルトレーラを活用した共同幹線輸送の取り組みは、1台で従来のトラック2台分の荷物を運ぶことができるため、運行する車両台数が削減され、CO2排出量の削減につながることから、持続可能な物流体系の構築に功績があったとして、本会議において優良事業者表彰特別賞を受賞しました。

外部と協働した取り組み

日本郵政、ゆうちょ銀行およびかんぽ生命はTCFD※提言を支持し、2019年4月に賛同表明いたしました。今後、TCFDの提言を踏まえ、気候変動がグループの事業に与える影響についての分析を深め、さらなる情報開示に取り組みます。

※金融安定理事会により設置された気候関連財務情報開示タスクフォース

PCAFへの加盟

日本郵政グループの主要事業子会社であるゆうちょ銀行及びかんぽ生命は、気候変動に係る国際イニシアティブ「Partnership for Carbon Accounting Financials (PCAF)」に加盟し、投融資を通じた間接的な温室効果ガス排出量の計測・開示の導入拡大を推進しています。

上記に加え、様々なイニシアチブに参画しています。