日本郵政株式会社が所有し、博物館明治村に設置している重要文化財旧伊勢郵便局舎（宇治山田郵便局舎）は、2019年2月より約4年間にわたり行ってきた保存修理工事を終え、2022年11月3日（木曜日・祝日）14時よりリニューアルオープンすることになりましたので、ご案内いたします。

2022年11月3日（木曜日・祝日）14時

博物館 明治村（愛知県犬山市内山1番地）

木造平屋建銅板葺。明治42（1909）年伊勢神宮外宮大鳥居前の角地に建てられた（当時の郵便局名称は「山田郵便局」）。逓信技手の白石圓治が設計し、郵便及び電信、電話事務を担う拠点として利用されてきた。昭和44（1969）年、博物館明治村に「宇治山田郵便局（後に、宇治山田郵便局舎と改称）」として移築保存し公開。

平成11（1999）年、国の重要文化財建造物に指定され、重要文化財としては現存最古 の木造郵便局舎。今回の保存修理工事では、耐震補強、銅板屋根の葺替え、内外装の全面改修及び切手倉庫を創建当時の煉瓦造に復原を実施した。また、室内展示では、昨年郵政創業150年を迎えた「郵便制度」の始まりから今日に至るまで郵便が社会に果たした役割や、当時の伊勢の街の様子など歴史的な背景を紹介するコーナーなどを新設。