- 11月から新規ビジネスを担う新しい組織として事業共創部を発足した。事業共創というのは「共に創り上げる」ということ。社内外を問わず、いろいろなアイディアを持ち寄り、それを共創プラットフォームに載せることで収益化していくのが、私たちのミッション。
- 共創プラットフォームを活かした新規事業の検討・推進には、グループの最大の強みである全国津々浦々にある郵便局を活用していきたい。「親しみやすさ」や「人のあたたかみ」といった郵便局がもつ「信頼感」を活かしたうえで、お客さまのニーズに寄り添えるようなパートナー企業と組むメリットは大きい。
- 現在注目している分野は再生エネルギーを含む不動産領域・地方活性化・地図の高度化、そして郵便局の「よろず相談窓口化」。よろず相談窓口というのは、郵便局としてあるべき姿の一つだと思っている。

- パートナー企業が郵便局に期待する機能は、主に6つ。①場所を貸す、②運ぶ・預かる、③決済する、④売る・紹介する、⑤相談に乗る、⑥身近に存在する。
- そのような中、デジタル化には大きな期待をしている。デジタル化の推進により、売る・紹介する・相談に乗るといったことや、「身近に存在する」という価値をより活用できるようになる。

- 日々の何気ないお声掛けで心を通わせている方々からすれば、「デジタル化の推進で、人とのコミュニケーションが失われてしまうのではないか」と不安に感じてしまうのは、ごもっとも。しかし「みらいの郵便局」の開発が進めば、現場は顧客満足に関係のない事務から解放され、社員は本来のホスピタリティをより発揮できるようになるだろう。
- 社員が本来持つ士気や地域貢献の志、ホスピタリティを発揮し、郵便局が「コミュニケーションの場」となっていくためには「みんなの郵便局」のような地域イベントを自ら企画すると同時に、そのような雰囲気を大事にすることも必要だと考えている。

- こうした取組みには「公共性か、収益性か」という議論がつきまとうが、世の中は「モノを売る」というビジネスから「社会課題の解決」へと転換してきている。これは、公共性と収益性が真の意味で両立する時代が来たことを意味する。
- また、かつての郵政事業の歩みをみると、その変革の熱量やスピード感は相当なもの。日本郵政グループには本来、これだけの規模の改革をやってのけるDNAがあるということ。今がまさに、このDNAを呼び覚ますべき時なのだと思う。「新しいものを磨き上げていく」という、特に士気が問われる組織なので、やる気ある社員を積極的に仲間に引き入れていきたい。


- 「みらいの郵便局」により局員がお客さまと接するための十分な時間を捻出できた暁に、相続等の相談業務ができれば、それこそ郵便局が「身近に存在する」という安心感を生み出せるだろう。
- こうした取組みと収益のバランスをどう取るか考えると、必然的にハードルは上がってしまう。試行錯誤の繰り返しが必要だと思うが、砂山さんをはじめ事業共創部のみなさんには、積極的に挑戦いただきたい。



