現在位置:
日本郵政ホームの中の
サステナビリティの中の
環境の中の
生物多様性

生物多様性

15:陸の豊かさも守ろう

生態系からの恩恵を受けてグループの事業活動を行っていることを認識し、生態系の維持や生物多様性・自然資本の保全に配慮した取り組みを推進しています。

具体的な取り組み

FSC認証はがき

FSCロゴマーク入り年賀はがき見本

日本郵便では、年賀はがきや通常はがきに、適切な森林管理を広める国際的な認証制度「FSC®認証」を受けた紙を使用しています。FSC認証は、適切に管理された森林と、そこから生産された林産物、再生資源、そのほかの管理された供給源からの原材料で作られた製品を識別する、国際的な森林認証制度です。FSC認証を受けるには、豊かな自然環境を守り、悪影響を抑えるのはもちろんのこと、労働者の権利や安全の確保、地域社会との良好な関係の構築など、生産から加工・流通に至るすべての過程において、多様な視点から適切に管理されていることが求められます。FSC認証紙を採用することは、世界の森林や生物多様性の保全と、持続可能な森林資源の利用を促進することにつながるものです。

※2023年度に製造するすべてのはがきはFSC認証紙で製造予定です。

WWFジャパンとのコーポレート・パートナーシップ

日本郵便は、WWFジャパンと人と自然が調和して生きられる持続可能な未来の実現を共に目指すため、2022年12月、コーポレート・パートナーシップを締結しました。これに基づき、WWFジャパンの森林保全プロジェクトを支援し、手紙文化の継承・発展と森林保全の両立に向けて取り組んでまいります。

ESG投資

ゆうちょ銀行及びかんぽ生命保険では、ESG投融資方針に基づき、気候変動や生物多様性の保全等の環境課題の解決に貢献する投融資を推進しています。

東北復興グリーンウェイブ

東北復興グリーンウェイブロゴ

JP子どもの森づくり運動「東北復興グリーンウェイブ」の事業は、「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」が推奨する事業として認定を受けています。 本プロジェクトは、東日本大震災の被災地の園児が拾ったどんぐりを、全国の保育園・幼稚園・こども園の園児が育て、3年目に大きくなった苗木を、郵便局のネットワークを利用して被災地に送り、5月22日のグリーンウェイブの日に、東北の緑の復興への願いを込め、被災地の園児が植えるというものです。
活動を通じて、子どもたちに生物多様性の保全を学ぶ機会を提供するとともに、被災地の緑の復興に貢献しています。
また、2020年4月には、公益社団法人こども環境学会による「2019年度(第15回)こども環境学会賞」の「活動賞」を受賞しました。

森林ファンドへの参画

日本郵政は、2023年7月、住友林業株式会社傘下のEastwood Forests, LLCが組成する森林ファンド「Eastwood Climate Smart Forestry Fund I」に参画しました。本ファンドは、カーボンクレジットのマーケットや制度が先行している米国で、従来の木材生産が目的の森林経営に加えて、気候変動対策にも資する持続的な森林経営を行います。あわせて、FSC(Forest Stewardship Council)等の森林認証制度の基準に従い適切に森林管理を行うことで、多様な生物が生息できる環境を提供し、生物多様性を高めていきます。
また、日本郵政は、国内外の森林に関する産業の発展やカーボンニュートラル実現に向けた具体的な取組みの検討も進めております。

TNFDフォーラムへの参画

ゆうちょ銀行は、2022年9月、自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures:TNFD)フォーラムに参画し、金融機関としてTNFDの枠組みの構築に関与しています。

  • 郵便局の魅力を発信するメディア JP CAST 「サステナビリティ」記事一覧