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注目選手インタビュー Vol.11 (小松 昌弘選手)

注目選手インタビュー
Vol.11 (小松 昌弘選手)

東京2020に向けて日本郵便が注目する選手をご紹介します。
11人目は、東京2020オリンピックから新種目として採用された3x3バスケットボールの国内ランキング5位、日本代表候補選手の中でベテランとしてチームを引っ張る小松昌弘選手です。

小松 昌弘(こまつ まさひろ) 3x3バスケットボール(男子)

小松 昌弘(こまつ まさひろ)
生年月日 1984年4月22日
出身 宮城県
所属 TOKYO DIME
ポジション F(フォワード)
身長/体重 191cm/88kg
経歴 小学校5年生からバスケットボールを始め、中学・高校・大学と強豪校で5人制バスケットボールを続ける。大学卒業後は一般企業に就職し、実業団で活躍。3x3バスケットボールを始めたのは、30歳の頃に参加したクラブチームで、現在もチームメイトである鈴木慶太選手から誘われたことがきっかけ。2015年に国内大会で優勝し、2017年にはアジア大会に日本代表選手として出場。以降、国内の第一人者として、国内外の大会で活躍をしながら東京2020オリンピックへの出場を目指している。

Q:大学卒業後はプロの道には進まず、一般の社会人となった小松選手ですが、どのような経緯があったのでしょうか?

A:当時は今のように5人制のリーグの環境が整っていたわけではなく、同世代には日本代表に選ばれるような選手が何人もいたので、大学生の時には、バスケットボールのプロとして生活をしていくということは考えていませんでした。でも競技のことは好きで、ずっと続けてきたことで、今こうして3x3バスケットボールの日本代表候補選手として名前を挙げていただいているということは、とてもありがたいですね。

Q:現在も会社員として働きながら、選手としても両立されていらっしゃるのですよね?

A:はい、本当に普通の会社員なので、朝出勤して、フルタイムで働き、残業もして、帰宅して夕食を食べてトレーニングをして24時ごろには寝るという生活を送っています。バスケットボールの練習は平日週2~4日ほど、週末には大会に出場するというスケジュールです。

Q:フルタイムで働くだけでも大変ですが、とても忙しいスケジュールなのではないでしょうか?

A:そうですね。特に2019年シーズンは海外遠征も多かったので、毎週末どこかの国にいっているような状態で疲れも蓄積されていて大変でした。でも他の国では、同じように社会人と選手を両立しながら活動しているチームも多いので、このようなスケジュールでもこなしても結果を残すことが、チームが世界で強くなっていくための道しるべになると学びました。
また、プロ選手に比べて練習時間が短いので、日ごろから3x3の試合や5人制の試合などたくさんのバスケットボールの試合映像を見るようにしています。5人制のプレーでも3x3に応用できるプレーもありますし、同じことを続けていても勝てないので、新しい技術を取り入れるようにしています。

Q:小松選手はお子さんもいらっしゃいますが、ご家族とのコミュニケーションも欠かさないと伺いました。

A:はい、なかなか家族とゆっくり過ごす時間を作るのも難しいのですが、その中で家族とコミュニケーションを取るのに役立っているのが「手紙」です。宮城に住む僕の母が、電話やメールを使うことが苦手なので、よく手紙を送ってくれて、その返信に妻が子どもの写真を母に送るなど、手紙のやり取りを定期的にしています。「おばあちゃんから手紙が来たよ」と見せると、子どももとても喜んで大事にしていますし、もう少し大きくなったら子どもにも手紙を書かせてみようと思います。

Q:続いては、小松選手のプレースタイルについてお伺いしたいのですが、3x3バスケットボールにおけるご自身のプレーの特徴を教えていただけますか?

A:僕は華々しいプレーをして目立つプレーヤーではないので、持ち前のスクリーンで相手のディフェンス面のズレを作り出し、味方のチャンスを広げるということが役割だと思っています。

Q:以前、3x3バスケットボールの落合知也選手、小林大祐選手にお話をお聞きした際に、共通して「小松選手とプレーするととてもやりやすい」という回答があったのですが、プレー中ご自身で意識されていることがあるのでしょうか?

A:そうなんですか!?なんででしょう・・・しつけが良いのですかね(笑)
僕の一番の強みは他の選手のプレーを活かせることですし、他の選手のプレーと融合することで、僕自身のプレーも活きるので、お互いにやりやすいのかもしれません。
また、他の選手より競技を長く続けている分、プレー中も競技の特性を理解した会話ができるので、経験値が活きているのかなと思います。
落合選手はチームメイトでもありますし、日ごろからプライベートでも話をしているので、お互い信頼感がありますね。
小林選手はとにかく「賢い」選手です。3x3における「賢さ」は、戦術の理解度やそれをプレーでどう実現できるか、ということなのですが、僕はこの競技にはその「賢さ」が必要だと思っていますし、「賢さ」は僕自身の強みなので、小林選手とは理解を高め合える関係性だと思います。

Q:小松選手は、東京2020オリンピックに向けて日本代表候補として長く活躍されていますが、現在の日本代表候補チームの印象はいかがでしょうか?

A:僕が最初に日本代表候補に選ばれたのは2015年なのですが、そこから今年で7年目になります。初期の頃から比べると、合宿に選ばれる選手が増えてきて裾野が広がってきているという印象です。
5人制のプロ選手が呼ばれることで、5人制のファンの方々にも3x3に興味を持っていただくきっかけになりますし、バスケットボール選手であれば誰にでも日本代表に選ばれるチャンスがある競技だと思うので、色々な選手に参加してもらいたいという気持ちはあります。
ただし、3x3に専念してきた身としては、普段5人制でプレーしている選手であろうと、代表合宿に参加する時には3x3に集中して欲しいですし、そういう考えを持っている選手と一緒に東京2020オリンピックを目指しながら、オリンピック後も競技を盛り上げていきたいと思います。

Q:ずばり、東京2020オリンピックでの男子日本代表チームの目標は?

A:やはりメダルを取りに行くことが大事です。オリンピックに出られることがゴールではなく、メダルを取りに行くというマインドで参加しないといけないと思っています。そのためには、日本代表チームの選手たちが、それぞれの経験や知識をシェアして、一番良いコンディションで本番を迎えたいと思っています。僕は他の選手に比べて競技経験が長いので、もし、自分が代表チームに選ばれなかったとしても、今までの経験を活かして選ばれた選手のサポートをする必要があると考えています。

Q:最後にファンに向けてメッセージをお願いいたします。

A:現在、3x3日本代表候補には5人制バスケットボールの選手も選ばれています。5人制チームのファンの方も3x3にも興味をもって応援してくれると、バスケットボール全体が盛り上がってくるので嬉しいなと思います。もちろん、僕もプロ選手からたくさんの刺激を受けて、東京2020オリンピックに向けてコンディションを上げていきますので、応援よろしくお願いいたします!