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| 最初の郵便のマーク(徽章きしょう)は、図1のように、赤色の太い横線の中央に丸が描かれたもので、明治5年頃から郵便外務員の制服・帽子・郵便物運送馬車の旗などに使用されていました(図2〜図5)。このマークが「郵便徽章」として正式に定められたのは、明治17(1884)年6月でした。 |
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図1 最初の郵便旗(年代不詳) |
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| 図2 横浜郵便局開業之図 三代広重 明治8年 |
| 外国郵便取扱開始の祝典光景(郵便旗が正面に高く掲げられています。) |
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| 図3 明治5年頃の制服 |
| 帽子と袖口に郵便のマークがついています。 |
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| 図4 荒布橋従江戸橋之真図 三代広重 明治10年 |
郵便馬車には郵便旗が掲げられ、郵便集配人の制服にも郵便のマークがついています。
画面中央の建物が駅逓局です。 |
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| 図5 「郵便取扱之図」 柴田真哉 明治17年頃 |
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雪中の人車便(左上)と2頭立ての馬車による郵便物運送の様子が描かれています。 |
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現在の「〒」字形のマーク(図6・図7)になったのは、逓信省創設の2年後の明治20(1887)年で、同年2月8日の逓信省告示で「自今(T)字形ヲ以テ本省全般ノ徽章トス」と定められましたが、2月19日の官報で「『T』」字は、『〒』字の誤植である」と訂正されています。 |
訂正された理由については、次のような説があります。
★ 「T」が郵便料金の不足を表示する印として世界各国共通に使用されているので妥当でないことから、「T」の上に一本加えて「〒」とした。
★ 逓信省のローマ字の「T」と、カタカナ読みのテを記号化した「〒」のうち、「〒」が採用されたが、告示で「T」と誤ったため、これを訂正した。
このように郵便徽章の制定の経緯については諸説がありますが、このマークのデザインが逓信省の「テ」を図案化したものであることは一致しています。 |
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図6 郵政旗(年代不詳) |
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このマークは、昭和24(1949)年に「本省全般」を「郵政省」と改正し、翌25(1950)年2月17日告示第35号により、「郵政省において掲揚する旗章」として、縦横の比率がより詳細に定められ、この旗を「郵政旗」と呼ぶようになりました。 |
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| 図7「郵便現業絵巻」 久保田米遷 明治20年代 |
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1頭立てと2頭立ての郵便物運送馬車への郵袋の積込み作業や出発前の馬車の点検の様子が描かれています。 |
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