逓信総合博物館 ていぱーく
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展示物のご紹介
郵政資料館 Postal Museum
NTT情報通信館
郵政資料館 Postal Museum
郵便事業の成り立ち、発展の歴史を貴重な資料を通して紹介する歴史コーナー、約32万種の世界の切手を集めた「切手ギャラリー」や手紙文化などを紹介する「手紙の歴史・手紙の心」など種々の資料を展示しています。
3階 所蔵品 所蔵資料の研究 郵政事業の変遷
郵政事業の変遷 資料紹介と解説
郵便ポストの移り変わり 〜日本最初のポストから現在のポストまで〜
(1)初めてのポスト
日本で郵便制度が始まった明治4(1871)年に、日本で最初のポストも誕生しました。脚付の台に四角い箱をのせた木製ポストは、書状(手紙)を集める箱であることから「書状集め箱」と呼ばれ、郵便の開業を知らせる「太政官布告」、郵便の利用方法を知らせる「書状を出す人の心得」、あて地別の郵便料金と届くまでの時間を知らせる「各地時間賃銭表」が付けられていました。
書状集め箱は、東京に12カ所、京都に5カ所、大阪に8カ所、そして3都市を結ぶ東海道の宿場62カ所に設置されました。
書状集箱
明治4(1871)年4月20日に新しい郵便が開業し、はじめて郵便ポストが現れました。創業時の郵便ポストは「書状集箱」「集信箱」等と呼ばれていました。書状集箱には東京、京都、大阪の3都市用と東海道宿駅の街道筋用のものとがありました。
都市用
(現存するもの)
東海道筋用
(現存するもの)
都市用
(模造)
(2)ポストの発達
明治5(1872)年になると郵便が全国に実施されたため、郵便局(当時は郵便取扱所)の数もぐんと増え、それにあわせてたくさんのポストが必要になりました。そこで、杉板を四角い柱のように組み合わせ、かどに鉄板を張って黒いペンキを塗った「黒塗柱箱」(黒ポスト)が作られました。
その後、明治34(1901)年に火事に強い鉄製の赤色丸型ポストが考案されると「赤くて丸い」ポストの時代が始まりました。この時、ポストを「赤色」に塗ったのはポストの位置をわかりやすくするためでした。また、かどを丸くして通行のじゃまにならないようにしました。
昭和12(1937)年に日中戦争が始まり戦時体制下に入ると、物資対策のため、鉄製の郵便ポストのかわりにコンクリートや陶器など、代用の資材を用いたポストが出現しましたが、昭和20(1945)年に終戦をむかえ、再び鉄製ポストが使用されました。
昭和24(1949)年の郵便差出箱1号(丸型)を最後に丸い形のポストは終わり、それ以降は大量の郵便物の差し出しや取り集め作業のスピードアップに対応し角型になりました。
黒ポスト

郵便が開業してからの順調な発展に伴い、明治5(1872)年3月に東京府内往復郵便が開始されました。また、この時に角柱型の新しいポストも設置されました。

明治5(1872)年
幅24.2cm 奥行24.2cm 高さ123cm
俵谷式ポスト

明治期の発明家俵谷高七氏が考案したポストです。赤色鉄製の円筒形で、現状のポストの原形に近い特徴を備えています。
このポストは、明治34年(1901)に試験的に設置されました。
中村式ポスト

中村幸治氏の考案によるもので、明治34(1901)年に試験的に設置されました。赤色鉄製の円筒形で、差入口に雨蓋がついています。

明治34(1901)年
直径36cm 高さ145cm
根石の高さ24cm
回転式ポスト

明治41(1908)年10月に正式に鉄製赤色のポストが制定されました。差入口が回転式となっています。

明治41(1908)年
並形:直径36cm 高さ136cm
根石の高さ24cm
丸形庇付ポスト

明治41年の回転式ポストは、故障が多いこと、手紙の投入に不便なこと等から明治45(1912)年に回転板を取りはずし、雨よけの庇を付けたものに替えました。この形のポストは長く使われました。

明治45(1912)年
高さ 132cm
航空郵便専用ポスト

昭和4年4月1日、航空郵便制度が施行されました。それに伴い、航空郵便専用のポストが東京、大阪、福岡に設置されました。

昭和4(1929)年
高さ 137cm
コンクリート製ポスト

戦時体制下における物資不足対策のため、コンクリートを用いた代用ポストです。
郵便差出箱1号(丸型)

昭和20(1945)年に終戦を迎え、物資の入手が軌道に乗るようになった昭和24(1949)年から新しい鉄製ポストとして実用化されました。

昭和24(1949)年〜
本体:高さ135cm 直径40cm
根石:高さ20cm 直径60cm
郵便差出箱1号(角型)

1号(丸型)の後継ポストとして、郵便物が100通以上投函されるような地域に設置されました。

昭和45(1970)年〜
本体:高さ80cm 幅37cm 奥行51cm
脚柱:高さ59cm 直径17cm
郵便差出箱3号

内部に口金付取集容器を収容できるようにし、取集袋を使用したはじめての差出箱です。

昭和26(1951)年〜
本体:高さ106cm 幅48cm 奥行54cm
脚柱:高さ33cm 直径22cm
郵便差出箱4号(速達専用)

速達郵便物の利用増加や郵便物の大型化に伴い、収容能力の大きいこのポストが設置されました。

昭和35(1960)年〜
本体:高さ80cm 幅37cm 奥行51cm
脚柱:高さ59cm 直径17cm
郵便差出箱特4号(速達専用)

速達郵便物の利用増加や郵便物の大型化に伴い、従来の郵便差出箱4号では入りきれない事もありました。そのため、昭和40年から大型のポストが設置されるようになりました。

昭和40(1965)年〜
本体:高さ106cm 幅48cm 奥行54cm
脚柱:高さ33cm 直径22cm
郵便差出箱6号

郵便物数の増加に伴い、外務員が一度に持てないとき、あらかじめ配達する郵便物の一部を保管しておく保管箱と一体になった兼用のポストが昭和34年(1959)から使用されました。

昭和34(1959)年〜
本体:高さ133cm 幅53cm 奥行53cm
郵便差出箱7号

郵便物の区分作業の能率化と速達速度の向上のために差入口を2カ所設けて、宛先別に郵便物を投入するポストを昭和36年(1961)に試用し、翌年に実用化され、その後幾多の改良が重ねられています。

昭和37(1962)年〜
本体:高さ106cm 幅65cm 奥行54cm
脚柱:高さ33cm 直径27cm
郵便差出箱8号

内部に方面別に色わけした取集袋を設置し、取集めの際は、袋ごと集めるようになりました。

昭和41(1966)年〜
本体:高さ80cm 幅60cm 奥行45cm
脚柱:高さ59cm 直径22cm
郵便差出箱9号

掛箱を直接取り付けることができない場所にも設置できるように作られた差出箱です。この差出箱は、脚柱の取り外しができる構造となっています。

昭和49(1974)年〜
本体:高さ54cm 幅33cm 奥行約27cm
脚柱:高さ82cm 直径11cm
郵便差出箱10号

本体:高さ約83cm 幅約45cm 奥行約56cm
脚柱:高さ約55cm 直径約17cm
郵便差出箱11号

本体:高さ約114cm 幅約46cm 奥行約56cm
脚柱:高さ約24cm 直径約27cm
郵便差出箱12号

本体:高さ約114cm 幅約81cm 奥行約56cm
脚柱:高さ約24cm
郵便差出箱13号

差入口が大口タイプに替わり、エクスパックなどの大型の郵便物も楽に投函できるようになりました。

本体:高さ約83cm 幅約81cm 奥行約56cm
脚柱:高さ約55cm
郵便差出箱14号

本体:高さ約52cm 幅約35cm 奥行約40cm
脚柱:高さ約81cm 直径約11cm
愛称 ローポスくん

平成15年(2003年〜)コンビニエンスストアのローソンに設置されたポスト
本体:高さ約70cm 幅約30cm 奥行約12.5cm
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